新発田市(旧加治川村)、「桜公園」近くの金山集落に点在する国指定「金山城館遺跡」は、平安時代から戦国時代の終わり頃まで存在した遺跡であり、時代の移り変わりに伴い統治者が変わるものの、最終的には金山氏という城主(豪族?)が居た場所の様です。
現在、「金山城館遺跡」として「願文山城跡」、「館ノ内館跡」、「高館跡」、「かたつむり山城跡」の四つが残されており、1994(平成6)年に国指定史跡「奥山荘城館遺跡」の一部(金山城跡)として追加されたとの事。
金山集落の中に、案内看板がありました。
てな訳で、そのうちの一つ、金山集落の外れにあり、「かたつむり山(標高約53m)」の頂上に残る「かたつむり山城跡」へ・・・。
「金山地域農村公園」なる遊具やトイレが設置された前に駐車スペースがあったので車を停め、いざ、小川を挟んだ対岸にある「かたつむり山城跡」へアタック開始・・・。
小川の脇に見つけた急な登山道をやっとこさ登るとすぐ、比較的なだらかな山道に続きます(写真は下る時に撮影)。
なお、以前は登り口に看板が設置されていた様ですが、現在は撤去されておりました。
頂上付近らしき場所に辿り着くと、お城への侵入を防ぐためか「横堀」が掘られた上に広場があるみたいだったので、これまたかなり急な斜面を、何とか登り切り・・・。
お城があったと思われる頂上に広がる広場には、「金山遺跡かたつむり山城」なる標識石がありました。
「かたつむり山」の頂上から下に降りる時には、「横堀」と「堀切」がはっきり見えてきます。
こんな感じで「かたつむり山」の頂上付近には「横堀」、「堀切」などのお城に関連する遺構が残されておりました。
登る時よりも、急な坂を下る方が注意が必要でした。
隣の横岡集落の山には、熊が良く出没しておりますので、その辺もご注意を・・・。
「かたつむり山」の登山口を写した写真で分かる方が、もしかしたら居るかもしれませんが、まあ、(色々な意味で)一人で容易に近づかない方が賢明な場所だとは思います。
かたつむり山城跡
住所:新発田市金山
※至近の金山地域農村公園(新発田市金山1829)に、案内看板あり