今回は、「新発田地元民向け限定情報」です。
先日から読み進めている京極夏彦著「今昔続百鬼‐雲」〈多々良先生行状記〉で現在、新発田市の一部となっている「北蒲原郡加治村」の怪異話が出て来て吃驚。
金塚友之丞さんという方が「加治村向中条」の話として伝えた事例らしく、「丘見の晩」に「加治(要害)山」に登り村を眺めると、家々の一年の命運が分かるという話らしい。
また「おっかなの晩」として、付近の松浦村にも似たような言い伝えがあるそうな。
さらに、佐久間惇一さんという方の調査によると、北蒲原郡川東村三光、虎丸、小戸、羽津や菅谷村石川で、「オッカナノバンゲ」と呼ばれる、これまた似たような言い伝えがあり、その日は1月24日なんだとかで、この場合、蓑笠を来て屋根に上るとか・・・。
全国的に流通している本に、新発田のローカルネタが出て来るというのも珍しいので、ご報告までに記載しておきます。
※情報の元ネタは、PDFで閲覧出来ます。
●民俗儀礼 の 文芸資源化(国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ)
https://rekihaku.repo.nii.ac.jp/.../kenkyuhokoku_205_15.pdf