加茂市八幡の地に鎮座する「長瀬神社」は、6世紀後半に創建されたと伝えられる古社。
毎年6月14日と15日に開催される「長瀬神社春季祭礼(上条まつり)」では、全国的にも珍しい六角形の神輿が市内を練り歩き、9月14日と15日に開催される「長瀬神社秋季祭礼」では、奉納花火が上がるそうです。
清流・加茂川のそばにあるためか、「大祓詞」に登場する祓戸四神の一柱「瀬織津姫命」を祀っているそうです。
ただ写真の社は「八幡宮」で、「瀬織津姫命」を祀る社は、この社の後ろにありました・・・。
「瀬織津姫命」を祀る社だったものが後に、鴨都波神社(奈良県御所市)の分霊「言代主命(大国主神の子、えびす神)」を合祀。
長治二年(1105・12世紀初頭)には、石清水八幡宮(京都府八幡市)の分霊である「気長足姫命(神功皇后)」、「誉田別命(応神天皇)」、「玉依姫命(神武天皇の母)」の3柱を合祀したそうです。
この写真の奥に進むと、加茂川が見えました。
江戸時代には新発田藩・溝口家の崇敬社だったそうで、先祖が新発田藩に仕えていた私にとっては、身近な神社だったんですね(笑)。
境内社も沢山あり、天狗さんが休んでいそうな大木があったりと、境内にお札の授与所があれば、お札やお守りをいただきたい神社でありました。
別件の用事の前に立ち寄った関係で、じっくり写真撮ってる余裕が無かったので、機会をあらためて参拝したいと思います。
【長瀬神社(八幡)の御祭神】
瀬織津姫命 :祓戸四神の一柱。祓いの神(祓神、水神、川神、瀧神)
言代主命(大国主神の子、えびす神) :鴨都波神社(奈良県御所市)の分霊
気長足姫命(神功皇后) :石清水八幡宮(京都府八幡市)の分霊
誉田別命(応神天皇) :石清水八幡宮(京都府八幡市)の分霊
玉依姫命(神武天皇の母):石清水八幡宮(京都府八幡市)の分霊
古来より加茂川のそばで、祓いの神「瀬織津姫命」を祀る長瀬神社。
色々とご縁つながる神社のようなので由来含め、可能な限り調べてみたいと思います。
なお、加茂の水源地そばにもう一つの「長瀬神社(宮寄上)」があるようですが。
御祭神が異なり、村松藩の崇敬社だったそうで、こちらも別途、調べてみたいと思います。