新潟県内は梅雨に入り、天候が安定しない日々が続いております。
そんな中、ようやく晴れたのを見計らって、今年初めての「護摩堂山」登山を敢行致しました。
目的は勿論、山頂付近に広がる「あじさい園」。
護摩堂山(標高274m)は、五泉市と南蒲原郡田上町の境界線にあり、山頂付近の「あじさい園」は、この時期、多くの見物客でにぎわいます。
「護摩堂山」の由来は、山頂付近で弘法大師(空海)が護摩壇」を築き、密教の修行をしたという言い伝えからなんだそうです。
真言宗の開祖・空海(774~835年)が活躍したのは平安時代の初期。
「護摩堂城」は歴史的文献に度々登場してはおり、山城址が残っていますが、詳細は不明という不思議なお城であったりします。
文献によると鎌倉時代(1185~1333年)末期頃の築城と推定されるようです。
室町時代(1336~1573年)、戦国時代(1493~1590年)の歴史的文献に登場。
安土桃山時代(1573~1603年)頃には、防衛拠点としての役目を終え、廃城となったようです。
護摩堂山頂にある、もうひとつの歴史的構造物は「団九郎」の祠。
また、この山には「団九郎穴(岩屋)」に関する民話が伝わっており、新潟県内に点在する「ムジナ」と呼ばれる妖怪に関する伝説の一つであります。
護摩堂山頂付近の祠と「団九郎」伝説考察
「護摩堂山あじさいまつり2019」あじさいが丁度見頃でした。