岩船郡関川村の「光兎神社」参拝の後、気まぐれで国道290号線を村上方面に進んでみました。
村上瀬波ICに直通する山道を抜ける途中、見た事のある風景が見えてきたと思ったら、なんと「桃川のおたきさま」。
前回は村上方面から来たので、関川村と直結してる事すら知りませんでした(笑)。
まあそれほど急ぐ旅でもなかったので、久々に寄ってみることに。
ここは約2年前、「新潟県の名水」に指定された2018年に訪問した場所。
地図アプリ等では、「桃川多伎神社(多岐神社)」と検索すると見つけ易いかな。
ただ現在こちらの神様は、桃川集落内「桃川神社(桃川八幡)」に合祀されているようです。
駐車場から細い急な坂道を下り、所々崩れ落ちた道を進んだ先にあるのが「桃川のおたきさま」。
百川の支川に合流する「根古屋沢」と呼ばれる場所にある、落差5mほどの滝です。
中世、山岳信仰の修行場だった滝の脇には祠があり、岩には四角い空間が彫られていたりします。
久々に訪問しましたが、からっと晴れた日で、滝の飛沫(マイナスイオンか)舞う清々しい空間でしたね。
平安時代の「延喜式神名帳」に記載された「越後国 磐船郡鎮座 多伎神社」は現在、村上市岩ヶ崎『瀬波の多伎神社(多岐神社)』であると言われますが、こちらの「桃川のおたきさま」でなかったかという説もある様です。
「桃川神社(桃川八幡)」に合祀される前、ここに祀られていたご祀神「阿多加夜努志多伎吉比売命」は、海や河の激しい流れを神格化した宗像三女神の一柱「多岐津比売命」ですね。
桃川のおたきさま(村上市桃川)【新潟県の名水】
所在地:村上市桃川地内
アクセス:日本海東北自動車道「神林岩船港IC」より車で10 分
(国道290 号⇒桃川集落から桃川峠に向かい約1km、国道脇駐車場)