岩船郡関川村の女川集落に鎮座する「光兎神社(こうさぎじんじゃ)」。
知人との会話の中に出てきたので、村上方面に行く用事ついでに参拝してきました。
御祭神は、「月読尊(つきよみのみこと)」と「光兎大神(こうさぎおおかみ)」。
「月読尊」はその名の通り、月の神様であり夜の国を統べる神でもあるそうで。
「光兎大神」は月の使者もである「うさぎ」を、神様として祀っているようです。
また御利益は「家内安全」、「安産」、「良縁」、「商売繁盛」、「学業成就」などだそうです。
「光兎神社」は、明治時代の神仏分離政策まで「光兎大権現」と呼ばれ、朝日連峰に連なる独立峰・光兎山(標高966m)の頂上に奥宮を祭っていたそうです。
光兎山は、貞観3年(西暦861年)、天台宗第三代主座・円仁(慈覚大師)により開峰されたと伝えられる霊峰のようです。
なお、神様が仏様に化身して現れることを「権現」を呼ぶようで、「権」は「仮に」という意味で用いられている模様。
さて、境内や拝殿内には「うさぎ」がいっぱい(笑)。
兎の石像に金箔を貼って奉納する事も出来るようです。
「光兎神社(こうさぎじんじゃ)」は太陽の神様「天照大神」と対になる、月の神様「月読尊(つきよみのみこと)」を祀る珍しい神社ですね。
次回は「古民家カフェ 元麹屋(もとこうじや)」で、「光兎カレー」食べなきゃ。
※写真は、神社の方に許可確認いただいてから撮影してます。
女川地区を流れる藤沢川にかかる橋の横にある信号を、山側に進んですぐ左側に拝殿が見えます。
●村上市街地から
高速道路の村上瀬波温泉ICからだと、山側に進む国道290号線を、女川地区までひたすら直進。
●関川の国道113号線から
関川と並行し山形に向かう国道113号線からだと、JR越後大島駅付近から
「女川ハム工房」の看板を目印に国道290号線に進み、「女川ハム工房」手前のT字路に来たら左折(村上方面)。