神仏研究家・桜井識子さんの「開運に結びつく神様のおふだ─ 神社別おふだのごりやく(ハート出版)」に登場する、新潟県内の神社を巡った後、「疫病よけのお札」をいただける神社を巡っております。
今回は、地元のコミュニティー誌「キャレル(2020年09月号)」の特集記事で、「疫病よけのお札」を配布している神社の1社、私の地元である新発田市中央町3に鎮座する「愛宕天満宮」を参拝してきました。
現在のお社は、こじんまりした感じとなっております。
現在の鎮座地は街中なんですが、ちょっと奥まった場所に鎮座しているので、私も見逃しておりました。
ただ今回参拝した後、「由緒」や「御祀神」を確認する限り、かなり興味が持てる神社ではあるようです。
こちらでは、携帯に便利なサイズの「疫病退散祈願のお札」を領布していました。
御祭神
●火産霊之神(ほむすびの):火防の神
●菅原道真命(すがわらみちざね):学問の神。天神様
●大物主神(おおものぬし):海運、交通の神。金比羅さん
元々「火産霊之神(火防の神)」だけ祀る社が、天神様「菅原道真命(学問の神)」と、金比羅さん「大物主神(海運、交通の神)」を合祀し、現在は学問の神様としての天神様推し(笑)。
その理由を、桜井識子さんの著作の解説を引用しつつ、考えてみます。
「火産霊之神(火防の神)」のご利益は、「大きな失敗となるミスをしない」
「菅原道真命(天神様)」のご利益は、皆さんご存じの通り「学業成就」
まあ「合格祈願」というポイントだけに絞ると、こちらの3柱の神様のご利益が、うまく連携され、「願い」をかなえてくれているように思いますけど、さて。
鎮座地:新発田市中央町3-15
「愛宕天満宮」は、室町時代(戦国時代)にあたる天文年間(1532‐1555)、「火防の神」を祀る「明王院」として創立したようです。
以来、歴代新発田藩主の信仰篤く、また、諸衆人達にも広く信仰されたとのこと。
明治3年の神仏分離の際に境内社の「天神堂」、「金毘羅堂」を合祀。
明治10年に、神社と変更になったようです。