次回から掲載予定「栃尾パワースポット巡り」のため、栃尾市街地への移動途中でした・・・。
ふと目に留まり、車を停め、地図を確認した上で立ち寄ったのが、この栃尾・上塩地区の「巣守神社」。
まあしかし、山で囲まれた長岡市・栃尾地区のあちこちに「巣守神社」があるんですね。
「巣守神社」は、「守門岳」を信仰の対象とした「守門大明神」を祀る神社でしょう。
この「巣守神社」のお社は元々、上塩谷村の村社だったそうです。
ついでなんで。
「守門岳」は主峰「袴岳(1,537m)」と、「青雲岳(1,487m)」、「大岳(1,432m)」からなる三峰の総称だそうで、新潟県の長岡市、三条市、魚沼市にまたがる日本二百名山のひとつ。
で、「大岳」の山頂に「守門大明神」が祀られているそうです。
なお、「守門大明神」を祀る神社(巣守神社、守門神社)は、長岡市の栃尾地区、三条市下田、魚沼市入広瀬などにあるらしいですね。
そうえば、こちらの神社の狛犬さん、栃堀の「巣守神社」の狛犬さんとおなじ感じの尻尾だったんですよね・・・。
そして。
すぐそばにお堂っぽい木造建築があると思ったら、「塩の井」だそうで。
「塩の井」は、塩水の湧く井戸。
弘法大師(空海)が一夜の宿を貸してもらったお礼に、塩水が湧き出るようにした、という言い伝えだそうです。
なお、この井戸、最初に湧き出た場所とは異なるそうです。
弘法大師(空海)が杖で大地を突いたら、塩気を含んだ水が湧き出してきたという事になっておりますが・・・。
諸国修行の旅の途中で立ち寄った「高野聖」と呼ばれる僧侶が、塩が混じる井戸を堀りあて「弘法大師お授けの井戸である」と告げて立ち去ったという説もありうるとの事です。
しかし詳細に栃尾地区の地図を眺めていると、神社・仏閣の数がやたら多い事に気がつきます。
栃尾が織物の産地として栄え、寺社に寄進出来るほどの余裕がある富裕層が多かった事が、今も残る神社仏閣の様子から、うかがい知る事が出来ますね。
巣守神社
長岡市上塩1807
しかし、八海山を信仰の対象とする「八海山尊神社」、弥彦山を信仰の対象とする「弥彦神社」、そして今回の「守門岳」を信仰の対象とした「巣守神社」と、新潟県内には山そのものを信仰の対象とした神社が多いのは、興味深いですね・・・