加持顕の日々是新潟

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「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

新潟県の名水・木曽清水(妙高市大字上平丸)」を求め立ち寄った「平家落人伝説の里」、平丸地区(旧・中頸城郡平丸村)。

 

途中、県道412号線(飯山新井線)沿い下平丸集落手前には、飲めば健康美人になれると伝わる「白岩清水」がありました。

 

「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

 

「白岩清水」は白岩(凝灰岩)の割れ目から湧出する、超硬水の清水。

 

「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

 

この地に隠遁した平氏一族の娘・サチ(白岩姫)にまつわる伝説があるそうです。

 

 

<白岩姫と白岩清水(案内看板より)>

 西暦千五百年代、平氏一族石田伊右衛門は江州石田郷より美濃・信濃を経て当地に隠遁した。
 父と共に遁れてきた末娘の「サチ」は慣れない辺地の暮らしに重い熱病にとりつかれた。

 三昼夜にわたる白岩清水の冷湿布のお陰で奇跡的に病状は回復し、以後清水を愛し住民に文字・裁縫を教えた。

 天文十年の夏、白岩清水を汲みに来た「高所山」の狼煙守と恋仲になったが翌年の秋、若者は武田勢との戦いで戦死した。
 悲嘆にくれた「サチ」は毎日白岩清水を仏前に供え、死ぬまで恋人の冥福を祈ったと伝えられている。

 「サチ」の死後村人は彼女の一途な清純さと健康美人を敬慕し「白岩姫」と呼んで名水「白岩清水」と共に愛している。
 白岩清水は白岩の裂け目より季節を問わず毎分六七リットル湧出している超硬水である。
 近年コーヒーやオンザロック等に愛飲されている。


<用語の補足>

 ◎白岩:凝灰岩。火山灰が降り積もり、固結して出来た岩石。
 ◎サチ:敬称は白岩姫。平氏一族・石田伊右衛門の末娘。

 ◎江州:近江国の異称
 ◎江州石田郷:現在の「滋賀県長浜市石田町」のことか

 ◎高所山:上越市中郷区岡川(標高638m)
 ◎天文十年:西暦1541年。室町時代(1336 - 1573年)の戦国期。
 ◎翌年の秋、武田勢との戦い:武田晴信の諏訪侵攻のことか

 

「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

白岩清水

住所:妙高市大字下平丸地内(県道412号線沿い)

 

 

 

「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

 

「白岩の滝」を、足すくみそうになりつつ、上から眺めた図。次回来るときは滝つぼから見てみたいですね。

「白岩清水」と白岩姫にまつわる伝説(妙高市大字下平丸)

 

新潟県の名水」巡り・上越地区編、まだ続きます。