加持顕の日々是新潟

新潟在住の加持顕(かじあきら)が県内のニッチな情報をお届けしてます。

阿賀町のパワースポット「将軍杉」と「新潟県の名水」巡り

※某所に提出し、あえなく「ボツ」になった長文記事を、再編集して掲載致します。

 

さて私、日常的に使う言葉にひとつに「パワースポット(power spot)」があります。

 

知人との何気ない会話の中で話す時には、詳しい説明なんかすっ飛ばすんですが・・・。

 

いきなり「パワースポットって何ぞや?」と質問されると、しどろもどろになってしまうだろうと想定されるため、ここで、私が思う「パワースポットって何?」という話を書いておこうと思います。

 

私、「パワースポット(power spot)」という言葉を用いる時には、「(個人的な感想で)よい気を感じる事が出来る場所」であったり、「沈んでいた気分を払拭してくれる場所」であったりします・・・。

 

そういう場所を思いつくままに書き出すと、昔から地域住民に大切に扱われる場所が多いですね。

 

具体的には、古来から祭祀を担う「神社仏閣」がある場所であったり、弥彦山頂などの岩山の頂上、水が湧き出る場所、はたまた温泉湧き出る地域であったりします・・・。

 

道の駅みかわ(巨木の里)

 そんな、新潟県内における私お勧めの「パワースポット」の中から。

 

今回は国道49号線沿い、東蒲原郡阿賀町の自然のパワーを感じる事が出来る「巨木(将軍杉)」を起点とし、その周辺にある「湧水スポット(新潟県の名水として保全される場所)」をご紹介してみようと思います。

 

そういえばこの付近、「県立自然公園阿賀野川ライン」だったりするんですね。

 

まずは、起点となる「将軍杉」をご紹介。

 

その後、順に「将軍杉」付近に湧き出る「新潟県の名水」である「薬師清水」。

 

津川町に移動して、集落内の「琴平清水」。

 

最後に、道の駅「阿賀の里」そばの「桂清水」という感じです。


●将軍杉(天然記念物)

阿賀町を通る国道49号線「道の駅みかわ(巨木の里)」そばの集落「岩谷地区」。

 

その車一台がやっと通れる道進んだ先、「平等寺」脇の森に佇むのが、天然記念物「将軍杉」です。

 

将軍杉(天然記念物)

樹高約40m、幹のまわりは19m31で、推定樹齢約1400年(7世紀頃)。

 

「将軍杉」のある森に入ると、何というか巨木から出るどっしりとした、包容力溢れるパワーのようなものを感じますね(感じ方には個人差あります)。

 

整備された遊歩道で「将軍杉」に近寄る事が出来ますので、推定樹齢約1400年の巨木から溢れ出るパワーを、実際に感じてみて下さい。

 

ちなみに7世紀頃の歴史の教科書に登場する主要人物は「推古天皇(第33代)」、「聖徳太子」、「小野妹子(遣隋使)」、「藤原鎌足藤原氏の祖)」あたりと豪華ですね(笑)。


『将軍杉』の前に建立される石碑『余五将軍維茂墓碑』は寛文八(1668)年、会津松平家初代で会津藩初代藩主である「保科正之」が建立したものだそうで。

 

なお「保科正之」は、江戸幕府第3代将軍徳川家光の異母弟とのこと。

 

『将軍杉』の由来となる陸奥鎮守府将軍平維茂」は、『今昔物語集』にも登場する平安時代の武将。

 

その「平維茂」がこの地で晩年を送った事から、その業績をしのび建立されたのだとか。

 

今は新潟県となっている阿賀町ですが江戸時代は会津藩領であり、会津と越後を結ぶ主要な水陸の交通ルートとして賑わっていたようです。

 

蛇足ついでに『将軍杉』の案内看板には興味深い「伝説」が記載されてました。


その「伝説」とは昔、村人がこの杉を切り、船を造ろうと計画したところ、一夜にして地面に沈んでしまったという話だとか・・・。

 

将軍杉(天然記念物)


将軍杉[天然記念物(文部省指定)]

住所:東蒲原郡阿賀町岩谷2242番地
※道の駅『三川』横に看板あり。岩谷集落内。

営業時間(落書庵):09時~16時(冬期間変更あり)火曜定休

※国指定文化財(天然記念物)昭和02年04月08日指定

 


新潟県の名水「薬師清水」

新潟県の名水「薬師清水」は、「道の駅みかわ(巨木の里)」すぐそばの湧水です。

 

国道49号線を挟み、食堂を併設した売店があり、その脇を通って階段を下りた先にがあります。

 

現在、案内看板等が見当たらないようなのですが、とりあえず売店の下を探せばあります(笑)。

 

新潟県の名水「薬師清水」

「水温は四季を通じて12℃に保たれ、水質も極めて優れている」との事で現在、この湧水を使った「豆腐」が生産され、個数限定生産の「おからドーナツ」が人気のようです。

 

新潟県の名水「薬師清水」

 

薬師清水[新潟県の名水]
住所:東蒲原郡阿賀町岩谷地内

 

 

新潟県の名水「琴平清水」

津川町の集落内にある新潟県の名水「琴平清水」。

 

新潟県の名水「琴平清水」

『琴平清水』を少し過ぎた先に「狐の嫁入り屋敷」があり、さらに進むと「麒麟山酒造(株)」と「下越酒造(株)」がありますね。

 

この津川付近は江戸時代には会津藩領であり、会津と越後を結ぶ水路の要所でありました。

 

『琴平清水』というのは、海上交通の守り神として信仰されていた「琴平(金毘羅)大権現」に由来したのか、かつて付近にあった「御小屋館(琴平山)城」に由来しているのか、しばし考えた事もあったのですが・・・。

 

まあ、由緒ある湧水には些細な疑問でしたね(笑)。

 

新潟県の名水「琴平清水」


琴平清水[新潟県の名水]
住所: 東蒲原郡阿賀町津川9区地内

 

新潟県の名水「桂清水」

湧水地までの道が決壊しているため、道の駅「阿賀の里」までパイプで引きこんでいた新潟県の名水「桂清水」。

 

新潟県の名水「桂清水」

 

現在は道の駅「阿賀の里」に設置された取水場が撤去され、引きこんでたパイプラインの途中から水を汲めるようにしてる模様。

 

場所は、国道49号線を新潟方面から道の駅「阿賀の里」を過ぎてすぐ。


高速道路を潜り、阿賀野川にかかる「釣浜橋」手前で左折すると、砂利道を少し進んだ場所に簡易取水場らしき看板が設けられています。

 

桂清水[新潟県の名水]
現在の取水場所:東蒲原郡阿賀町石間(旧・三川村大字小石取)

 

 

阿賀町にはその他、旧津川町の集落内の「金鉢清水」や「縄文清水」など、周辺住民に利用される、「新潟県の名水」に指定された湧水があります。

 

新潟県の名水「縄文清水」

さらに三川温泉付近の「またたび清水」、「中道清水」、「土佐清水」などもありますが、詳しい紹介はまたの機会に。

 

なお新潟県は、地域で保全活動を積極的に行っている湧水や清流を「新潟県の名水」として選定。地域による名水の一層の保全活動や活用に向けた取組を進めているそうです。

 

新潟県公式ページ内「新潟県の名水」にて、ガイドブック『名水の郷 雪国にいがた』が公開されておりますので、詳しい情報を知りたい方は、そちらも参照願います。

 

 

新潟県の名水トップページ

www.pref.niigata.lg.jp

 

2021年は「新潟県の名水」の今の様子を順次、撮影していこうと思ってます。