加持顕の日々是新潟

新潟県新発田市在住の加持顕(かじあきら)が、県内の観光・イベント、グルメ的な情報をきまぐれに投稿するブログです。

桃川のおたきさま(村上市桃川)【新潟県の名水】

村上市桃川の「桃川のおたきさま」は、2018年09月10日、県民生活・環境部環境対策課が公表した、新たな「新潟県の名水」です。

f:id:kajiakira:20180922144155j:plain

 

「桃川のおたきさま」への車での行き方は、まず国道7号線沿いにある「道の駅 神林(穂波の里)」を目指します。

「道の駅」脇の道(農道?)を集落過ぎて山方向に進むと、桃川地区にて国道290号線と交差。

 

f:id:kajiakira:20180922145226j:plain

国道290号線をさらに山方向へ進み、集落を出た付近右手にある停車場が目的地です。

 

f:id:kajiakira:20180922143256j:plain

看板と鳥居が設置されているので、そこから「滝」を見る事が出来ます。

 

f:id:kajiakira:20180922144709j:plain

道路下の滝まで向かうには、「不法投棄禁止」の看板がある山道を下り、狭い道を滝方面に進みます。


ここは、百川の支川に合流する「根古屋沢」と呼ばれる場所らしいです。

落差5mほどの滝の脇には、祠が残ってました(ご神体等は後述)。

f:id:kajiakira:20180922144357j:plain

滝の周辺は中世、山岳信仰の修行場だったそうで、神域らしい清々しい空間でした。

 

滝を祀る信仰から生まれたと推定される「桃川多伎神社(多岐神社)」。

ご祀神とされる「阿多加夜努志多伎吉比売命」は、宗像三女神の一柱「多岐津比売命」でしょう。


多岐津比売命」は、海や河の激しい流れを畏怖、神格化する事から生まれた神様のようです。

なお滝の脇には祠が残っておりますが、ここにあったとされる多伎神社は現在、桃川地区の集落内に鎮座する「桃川神社(桃川八幡)」に合祀されているとの事。

 

f:id:kajiakira:20180922143208j:plain

 

現在、村上市岩ヶ崎787に鎮座する『瀬波の多伎神社(多岐神社)』が、平安時代に編纂された「延喜式神名帳」記載の「越後国 磐船郡鎮座 多伎神社」であると言われておりますが、本来は「桃川のおたきさま」でなかったかという説もあるそうです。

 
桃川のおたきさま(村上市桃川)【新潟県の名水】

所在地:村上市桃川地内
北緯38 度09 分36 秒・東経139 度30 分34 秒

アクセス:日本海東北自動車道「神林岩船港IC」より車で10 分
(国道290 号⇒桃川集落から桃川峠に向かい約1km、国道脇駐車場)

問い合わせ:村上市環境課 TEL 0254-53-2111(代表)

 

 

www.pref.niigata.lg.jp

 

2018年09月10日、県民生活・環境部環境対策課が、
【新たな「新潟県の名水」を選定しました】として、5つの場所を公表しました。

●桃川のおたきさま(村上市桃川) ※桃川多伎神社そば

●八木ヶ鼻湧水(三条市北五百川) ※八木神社の手水舎
●大久保の清水(三条市北五百川) ※「北五百川の棚田」から徒歩5分
●城ノ腰の清水(三条市吉ヶ平) ※「吉ヶ平自然体感の郷」付近?

●中手の松苧清水(十日町市真田) ※松苧神社の付近


これで、「新潟県の名水」は、合計68か所になったとのこと。

 

www.pref.niigata.lg.jp

 

 

新潟名滝探検

新潟名滝探検

 

 

 

新潟の名水―湧水・渓谷・滝 爽やかな水辺の風景を訪ねて

新潟の名水―湧水・渓谷・滝 爽やかな水辺の風景を訪ねて