加持顕の日々是新潟

新潟県新発田市在住の加持顕(かじあきら)が、県内の観光・イベント、グルメ的な情報をきまぐれに投稿するブログです。

八木神社境内の八木ヶ鼻湧水(三条市北五百川)【新潟県の名水】

三条市下田地区(北五百川)、八木神社境内の「八木ヶ鼻湧水」は、2018年09月10日、県民生活・環境部環境対策課が公表した新たな「新潟県の名水」です。

 

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場所は三条市中心部からだと、日帰り温泉いい湯らてい」や、日本の棚田100選「北五百川の棚田」方面、五十嵐川沿いに国道289号線を進んだ所にあります。

 

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境内裏手にそびえたつ名勝「八木ヶ鼻」の斜面より湧き出した地下水が、八木神社境内の手水舎までパイプで引かれているそうです。

 

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古木立ち並ぶ由緒ある「八木神社」境内の手水舎付近にたたずんでいるだけでも、
清々しい気分になりますね。個人的なパワースポットの一つ。

 

●名勝「八木ヶ鼻」について

名勝「八木ヶ鼻」は、三条市内を流れる五十嵐川の上流にそそり立つ、高さ200メートル以上の石英粗面岩の壁だそうで。

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隼(ハヤブサ)の繁殖地として「県天然記念物」に指定、さらに「新潟県景勝100選(主催:新潟日報社)」に選定されているとのこと。

 

 


●「八木神社」について

大同2年(807)より「八木大明神」と「守門大明神」が二社相殿で、「八木ヶ鼻」の山頂に祀られていたらしいです。

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現在「八木神社」の御祭神は、食物稲作の神「八木大明神(倉稲魂命)」、門戸守護の神「守門大明神(豊磐間戸命、櫛磐間戸命)」です。

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また鎌倉時代後期から南北朝時代に活躍した武将、新田義貞父子4柱(義貞、義顕、義興、義宗)、集落閉村により大谷神社(大山祇命、高雨龍命)、神明社誉田別命、天照皇太神)を合祀しているとのこと。

 

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八木ヶ鼻湧水(三条市北五百川)【新潟県の名水】

所在地:三条市北五百川地内

北緯37 度32 分32 秒・東経139 度07 分02 秒
アクセス:北陸自動車道「三条燕IC」より車で40 分
(国道289 号(荻堀方面)⇒八木前郵便局前左折⇒八木神社)

問い合わせ:三条市経済部営業戦略室 TEL 0256-34-5603

 

桃川のおたきさま(村上市桃川)【新潟県の名水】

村上市桃川の「桃川のおたきさま」は、2018年09月10日、県民生活・環境部環境対策課が公表した、新たな「新潟県の名水」です。

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「桃川のおたきさま」への車での行き方は、まず国道7号線沿いにある「道の駅 神林(穂波の里)」を目指します。

「道の駅」脇の道(農道?)を集落過ぎて山方向に進むと、桃川地区にて国道290号線と交差。

 

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国道290号線をさらに山方向へ進み、集落を出た付近右手にある停車場が目的地です。

 

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看板と鳥居が設置されているので、そこから「滝」を見る事が出来ます。

 

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道路下の滝まで向かうには、「不法投棄禁止」の看板がある山道を下り、狭い道を滝方面に進みます。


ここは、百川の支川に合流する「根古屋沢」と呼ばれる場所らしいです。

落差5mほどの滝の脇には、祠が残ってました(ご神体等は後述)。

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滝の周辺は中世、山岳信仰の修行場だったそうで、神域らしい清々しい空間でした。

 

滝を祀る信仰から生まれたと推定される「桃川多伎神社(多岐神社)」。

ご祀神とされる「阿多加夜努志多伎吉比売命」は、宗像三女神の一柱「多岐津比売命」でしょう。


多岐津比売命」は、海や河の激しい流れを畏怖、神格化する事から生まれた神様のようです。

なお滝の脇には祠が残っておりますが、ここにあったとされる多伎神社は現在、桃川地区の集落内に鎮座する「桃川神社(桃川八幡)」に合祀されているとの事。

 

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現在、村上市岩ヶ崎787に鎮座する『瀬波の多伎神社(多岐神社)』が、平安時代に編纂された「延喜式神名帳」記載の「越後国 磐船郡鎮座 多伎神社」であると言われておりますが、本来は「桃川のおたきさま」でなかったかという説もあるそうです。

 
桃川のおたきさま(村上市桃川)【新潟県の名水】

所在地:村上市桃川地内
北緯38 度09 分36 秒・東経139 度30 分34 秒

アクセス:日本海東北自動車道「神林岩船港IC」より車で10 分
(国道290 号⇒桃川集落から桃川峠に向かい約1km、国道脇駐車場)

問い合わせ:村上市環境課 TEL 0254-53-2111(代表)

 

 

www.pref.niigata.lg.jp

 

2018年09月10日、県民生活・環境部環境対策課が、
【新たな「新潟県の名水」を選定しました】として、5つの場所を公表しました。

●桃川のおたきさま(村上市桃川) ※桃川多伎神社そば

●八木ヶ鼻湧水(三条市北五百川) ※八木神社の手水舎
●大久保の清水(三条市北五百川) ※「北五百川の棚田」から徒歩5分
●城ノ腰の清水(三条市吉ヶ平) ※「吉ヶ平自然体感の郷」付近?

●中手の松苧清水(十日町市真田) ※松苧神社の付近


これで、「新潟県の名水」は、合計68か所になったとのこと。

 

www.pref.niigata.lg.jp

 

 

新潟名滝探検

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新潟の名水―湧水・渓谷・滝 爽やかな水辺の風景を訪ねて

新潟の名水―湧水・渓谷・滝 爽やかな水辺の風景を訪ねて

 

 

稲の収穫前だというのに、新発田市「内の倉ダム (加治川)」が干上がる寸前。

ニュース等で伝えられているように、新潟県内のダムの一部が干上がりかけているようです。

今年は雨が少なく、異常とも言える高温続きで、農作物へのダメージも少なくないかと。

気になったので、新潟県が公開しているデータを眺めつつ、2回ほど新発田市内の農業用水と上水道用水の補給を目的とした、「内の倉ダム (加治川)」の様子を眺めてきました。

新潟県河川防災情報システム:ダム諸量現況表

 


◎1回目(2018年08月06日)

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 「内の倉ダム (加治川)」は、2018年08月06日17時現在「貯水率19.5%」でした。

 

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これでもヤバいと思ったのに・・・。

 

 

◎2回目(2018年08月19日)

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現在「貯水率 8.0%」。前回の半分以下・・・。

 

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常時水位(162.00m)より、約27mマイナス(134.88m)な光景がこちらです。

 

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『内の倉ダムの水、全部抜く』的な洒落にならん光景が広がっておりました。

 

新発田市内、節水は呼びかけてますけど、まだ取水制限までは、やっておりません。

内の倉ダムは支流をせき止めて作ったダムなんで、加治川本流には、まだ、水流れてますからね。

 

内の倉ダム
住所:新発田市小戸

 

 

追記

2018年08月25日09時10分 現在「貯水率9.3%」。

次々と台風が来て、雨もそこそこ降ってるのにまだ、貯水率は10%切ってます。