酒田市下黒川の「不動の滝(開運出世の滝)」、酒田市升田の「玉簾の滝」を巡った後、飽海郡遊佐町上蕨岡に鎮座する出羽國一の宮「鳥海山大物忌神社 蕨岡口ノ宮」へ
「鳥海山大物忌神社」の「本社」は鳥海山の山頂に鎮座し、里宮として「蕨岡口ノ宮」と「吹浦口ノ宮」があるそうです。
こちらの「鳥海山大物忌神社 蕨岡口ノ宮」は明治時代の神仏分離令まで、お隣の「鳥海山 龍頭寺」が管理していたのだそうで。
境内を散策した時、何か普通の神社と雰囲気が違うよなあ・・・と違和感感じていたのですが、元々、仏様と神様を一緒に祀っていたために、「仏様」の色彩が色濃く残っているためでしょうね・・・。
主祀神は、活火山である鳥海山を神格化したと思われる「大物忌大神」であり、「古事記」、「日本書紀」には登場しない詳細不明の神様の様です。
鳥海山への登山口は「矢島」、「小滝」、「吹浦」、「蕨岡」の4ヶ所あるそうで、登山口毎に信徒が構成され、それぞれ異なる伝承が伝わっているそうで、創建時期には諸説あるとの事。
ちなみに「吹浦」の伝承によると、564年(欽明天皇25年)の創建との事なので、1450年以上の歴史を持つ神社なんだろうなあ・・・と想定されます。
鳥海山大物忌神社 蕨岡口ノ宮
鎮座地:山形県飽海郡遊佐町上蕨岡松ケ岡51
公式ホームページ(管理は蕨岡口ノ宮)
今回の山形県庄内地区ふらり旅の様子