「新潟県の名水」巡り、山寺薬師の「延命清水」(上越市板倉区東山寺)の帰りに立ち寄ったのは、山道を下る途中にある、板倉区猿供養寺地区の「地すべり資料館」。
こちらは、新潟県のB級スポットとして、また事実が裏付けられた「人柱伝説」に由来する「すべり止め」の「お札」と「お守り」を販売する事でも、注目集まってる場所みたいです。
さて、同じ敷地内にある「人柱供養堂」参拝が主目的でしたが、まずは「地すべり資料館」を見学する事に。
ここは「地すべり」を中心に自然災害と防災について、分かりやすく学習できるよう展示された施設です。
猿供養寺地区に伝わる「二猿伝説」と「人柱伝説」という、興味深い伝説の詳細を、判りやすい展示物で確認出来たのは良かったです。
「人柱伝説」とは、山に住む大蛇達が「地すべり」を起こすための相談話を偶然聞いた遊行僧が、「地すべり」を止めるため、自ら「人柱」となった伝説話です。
単なる伝説だと思われていた話ですが、昭和12(西暦1937)年、村人が「正浄寺」跡で客土を採掘中に「大甕」を堀り出し、中から「座禅姿の人骨」を発見した事から、伝説が事実である事を証明してしまったという、まさに稀有な発見だったらしいです。
つまり「人柱供養堂」は、「伝説が事実であった」事を後世に伝えるべく建てられた、今も伝説を目撃出来る場所なんです。
さて、これからが本題の「人柱供養堂」。「感じる」人は、閲覧注意願います。
何故か自然に合掌した後、「人柱供養堂」の建物内に。
伝説を裏付ける発掘物(大甕と遊行僧の人骨)を目の前にすると、自然に合掌してしまう圧倒的な何かを感じ、もう、ひたすら祈りを捧げつつ、供養堂から出て来ました。
なお、この場所には平安の初期、天台宗「正浄寺」があったそうですが、後に栃木県に移住したとの事。
地すべり資料館
開館時間:9時30分~16時30分
定休日:火曜・年末年始(12月29日~翌1月3日)
料金:無料
流石に、洒落効きすぎ!と、思ったので買いませんでしたが、「地すべり資料館」では、「すべり止め」のお札とお守りを販売しているそうで、地元の受験生や、スキーヤーなどに人気だそうです。
人柱供養堂
「人柱供養堂」で圧倒的な「気」に呑まれた私には、効能ありすぎだよなー。
「感じない」人には、効き目(ご利益)だけあると思うので、「すべり止め」のお札とお守りの購入、お勧めしときます。