飯豊山地を源流とし、櫛形山脈を横断。胎内高原を流れ、やがて日本海に注ぐ「胎内川」。
その清流・胎内川に架かる「樽ヶ橋」付近(胎内市下赤谷)。
ここは「道の駅 胎内(たるが橋観光交流センター)」、「樽ヶ橋遊園」、「クアハウスたいない」、「胎内市美術館」などの観光・レジャー施設が集まる地区です。
この地区の目印ともなっているのが「越後胎内観音」。高台の上に建立された観音像、青銅製では日本最大級らしいです。
「越後胎内観音像」は、昭和42(1967)年08月に発生した「羽越豪雨(羽越水害)」の犠牲者を鎮魂するために建立されたものです。
この「越後胎内観音像」の境内「帰林殿」に祀られる「童女石」は、昭和時代のTV放送等を通じ、全国的に有名となりました。
「童女石」が祀られる経緯は昭和46(1971)年07月、「越後胎内観音」参拝者が境内の石を拾った処から始まります。
拾った石を帰ってから綺麗にした処、石に童女の顔が浮かび上がっているのを発見。
この顔が、大水害の際に土石流に呑まれ無くなった幼子の一人に似ていたということで、供養のため「帰林殿」に祀られる事になったとか。
私も昭和の時代から幾度となく参拝しておりますが、石に浮かぶ童女の表情が段々、「朗らか」になってきているような感じがします。
この「童女石」を拝観するたびに、災害で亡くなられた皆さんが、安らかに成仏される事を祈るばかりです。
なお隣の「薬師堂」にも、河原で拾われ奉納された石が多数ありますが、「感じない方」の写真撮影は、なるべく控えた方がよろしいかと思われます。
越後胎内観音像
以降、多少なりとも胎内市の経済にお役に立つよう、胎内川に関連した商品をご紹介しておきます。
胎内高原では、災害の備えとなる「6年保存水」も作られております。
ペットボトル入りの水もあります。
胎内高原といって、まず思い浮かぶのは「胎内高原ビール」ですね。
最近は、麦茶も製造発売しているようです。