道の駅『三川』の上にある集落、岩谷地区。
その奥、平等寺脇の森にひっそりと佇む天然記念物『将軍杉』
推定樹齢約1400年(7世紀頃?)。
幹のまわりは19m31、樹高約40m。
樹下の『余五将軍維茂墓碑』は、この地で晩年を送ったとされる陸奥鎮守府将軍平維茂の業績をしのび寛文八年会津藩主保科正之が立てたもので将軍杉の名もこれに起因するそうです。
その昔、村人がこの杉を切り、船を造ろうと計画したところ、一夜にして地面に沈んでしまったという伝説が残されているとのこと。
<補足>
●7世紀頃の主要人物−推古天皇(第33代)、聖徳太子、小野妹子(遣隋使)、藤原鎌足(藤原氏の祖)
●平維茂−『今昔物語集』に登場する平安時代の武将。
●保科正之(1611-1673)−江戸時代の大名。会津松平家初代、会津藩初代藩主。江戸幕府第3代将軍徳川家光の異母弟。
●寛文八年(戊申)−1668年
天然記念物 将軍杉
新潟県東蒲原郡阿賀町岩谷2013(三川地区)