先日訪れた国上寺にある「香児山」に残された弥彦の神様に関する伝承に関連し、寺泊野積にある弥彦の神様が上陸したと伝えられる海岸と、弥彦神社の摂社「妻戸神社」を参拝してきました。
前に書いた記事は、こちら。
古来からの伝承によると、天照大御神のひ孫にあたる「天香山命(弥彦の神様)」が、「越の国」開拓のため和歌山県熊野地方から船で日本海を渡り、最初に上陸したのが、寺泊の野積浜だそうで。
上陸地とされる海岸そばの岩山には、「弥彦神社御上陸地」と刻まれた石碑が建立されております。
道路から岩山に上ろうと思ったんですが、「立ち入り禁止」と看板があり断念(泣)。
想定外の状況に呆然としつつ、道路から石碑を撮影してみました。
次回は、砂浜から行ってみることにします。
また、付近に「男釜・女釜」と呼ばれる、弥彦の神様が塩たきの術を授けた跡だと伝わる場所(穴)があるそうな。
若干、消化不良気味だったので、近くに鎮座する彌彦神社の摂社「妻戸神社」へ移動。
弥彦スカイラインに進み、「弘智法印即身仏」や「雷獣ミイラ」で有名な、「日本最古の即身仏霊場、新潟 西生寺」へ行く途中にある神社です。
彌彦神社の摂社「妻戸神社」の御祭神は、彌彦大神(天香山命)の妃神・熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)。
石段と山道を登った先にある、小さな祠の後ろにそびえる大岩が、妃神の御神体とされており、「妻戸岩」、「妻問い岩」、「口開け岩」などと呼ばれているとのこと。
詳細省略しますが、伝承に登場する呪いで石にされた可哀想な木こりは、今も妻戸神社の一隅に置かれているという話もあるので今度、境内探索してみよう・・・。
「大岩がご神体」という事は「弥彦山頂」や「香児山」同様、古来からの神聖なる自然のパワー集まる場所に、弥彦の神が来訪(鎮座)した事で、「神聖なる土地の由来が書き換えられた」と考えても、良さそうです。
弥彦山の周辺、私が知らないパワースポット(自然の良い気が集まる場所)が、もっとあるだろうなあ・・・もう少し調べてみようと思います。
妻戸神社[彌彦神社の摂社]
御祭神:熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)
※彌彦大神の妃神
ご利益(御神徳):家内安全、夫婦円満、大漁満足、醸造安全、家業繁栄