加持顕の日々是新潟

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、日々思いついた事を書き綴ります。

義人・与茂七の怨念、未だ消えず[見附~加茂の史跡巡り編]

「義人・与茂七」さんを、新潟の某「ローカル雑誌」が面白半分に取り扱っていたのを読み、洒落にならんので、ヤバくて書くの止めようかと思ってた記事、書く事にしました。


という事で、現代も存在する「祟り(禁忌)」について。

おちゃらけて訪れると、不幸が降りかかるかもしれない場所が、新潟にも在るというお話です。

 

さて、快晴だったとある日。見附~加茂に点在する「義人・与茂七」さん史跡巡りへ伺いました。
誰も誘うこともせず、一人黙々と・・・見附の史跡「与茂七地蔵」と「義民与茂七首塚」を。

 

殺気感じたヤバイ写真は公には公開しない予定でしたが、気が変わりました(警告兼ね)。


見る方によっては、「殺気」や「寒気」を感じたりするかもしれません。予めご了承下さい。

 

ということで以下、自己責任で閲覧願います(真面目に)。

 

 

 


●与茂七地蔵(「獄門台跡地」、「墓碑」、「鎮魂の碑」)
住所:長岡市中之島4116(中之島文化センター脇)

 

 

●義民与茂七首塚金剛山 光正寺(浄土真宗大谷派)]
住所:長岡市中之島221

 

まず、与茂七さんの史跡を巡って感じたのは、「義人・与茂七の怨念、未だ消えず」。
今でも、祟る機会を虎視眈々と伺ってる気がします・・・与茂七さん。

 

最初撮影した写真を見た時、「義人・与茂七」さんの像の目から、冷たい視線を感じました。

まあ蛇足ですが、うちの先祖に新発田藩の下級武士が居たそうなので、私も与茂七さんから、新発田藩の関係者(敵対者)と思われたのかもしれませんね。怖い怖い。

 

◇義民・与茂七について

「義民・与茂七」とは、見附付近が新発田藩の領地だった頃の名主です。

 

大庄屋と結託した新発田藩の役人の罠に嵌り、無実の罪で苛烈な拷問の上、処刑。

 

処刑後、与茂七は「怨霊」となり、庄屋はじめ無実の罪を被せた関係者に祟り、死に至らしめたと噂されております。

また、過去に数度おきた、新発田の街(城下町)を全焼する火災は、与茂七の祟りとされ、誰ともなく「与茂七火事」と呼ばれたとか。

 

 

余談ですが、同時に処刑された名主・三太兵衛の倅「安左衛門」も、処刑直前に魂だけ抜け出し、庄屋・儀兵衛の屋敷に暴れこんだという話も噂されております。

 

◇与茂七火事について

参考までに、新発田大火(与茂七火事)を書いておきますね。

◎1回目:1719年(享保4)4月8日[与茂七の七回忌]
◎2回目:1895年(明治28)6月2日~3日
◎3回目:1935年(昭和10)9月13日

※参考:諏訪神社の火災は、2001年11月5日


ちなみに、与茂七達が訴訟に破れた日が、1713年(正徳3)4月8日。
獄門斬罪の刑執行は、1713年(正徳3)6月2日だったそうです。

 

すでに約300年経過してるのに、まだ成仏してる感じじゃないので、再び新発田の街中に「与茂七火事」が発生するかもしれませんね・・・。

 

◇補足など

現在「義民・与茂七」は、新発田諏訪神社境内にある「五十志霊神社」にて、「火伏の神様」として祀られております。

 

この神社、「新発田藩・溝口氏縁の霊を祀る」神社らしいのだが、御神体は何故か「首なし地蔵」。「義民・与茂七」を中心に祀っている事が、容易に推測されます。

しかし何故、「首なし地蔵」を祀るのか?何か呪術的な意味があるのかもしれません(未調査)。

 

◇参考文献:口語訳「義人与茂七実伝/畠山弄月子著」

なお今回の記事を書くにあたり、口語訳「義人与茂七実伝/畠山弄月子著」等を参考にしております。
新発田藩は、この事件が公になるのを嫌ったのか、公文書は余り無いらしく。

 

「義人与茂七実伝」には、大庄屋「星野儀兵衛」の愛人が、実は与茂七に無法者の夫を殺された未亡人であり、与茂七憎しで報復のため、儀兵衛を利用したらしいという話が追加されてます。

さらに与茂七の息子達による、新発田藩への復讐談など、生きた人間の醜い部分が追加で描写されて、単純な怨霊話以上に恐ろしい展開となります。

 

さらに「与茂七火事」は与茂七の倅・徳宗による放火説があるそうな。


書籍によると、徳宗は「与茂七火事」の後、放火犯として捕らえられ、死罪となっているとか。

 


最後に。

 

「義人与茂七」さんに関しては、東京・大手町にある「将門の首塚」同様、「禁忌」として扱うのが無難かと。


冗談半分で触れると、何らかの「災いが降りかかる」でしょうね・・・。

なお、新潟にも「Yutuber」と呼ばれる、オカルトスポットに突撃取材する人達が居るようですが、ここだけは止めとく様、忠告しときます。


遊び半分で行くと、本当に祟るよ、与茂七さん。